低用量ピルとは?その種類を紹介!

低用量ピルは避妊目的を始め生理痛の緩和などの目的で使用されている薬ですが、低用量ピルの中にはいくつかの種類があります。
低用量ピルに含まれているのは黄体ホルモンと卵胞ホルモンという2種類の女性ホルモンですが、そのホルモン量が全ての錠剤に同じ量が含まれているか、含まれている量が違うかで分けられます。

全ての錠剤のホルモン量が均一のものを1相性といい、休薬期に服用するもの以外はすべて同じホルモン量です。
本来、女性の身体の中のホルモン量は時期によって変化を繰り返していますが、1相性の低用量ピルを服用している期間は、常に一定量の女性ホルモンが体の中に入ることになり。
ホルモンの量が変化することなく安定した状態が続きます。

それに対して、本来の女性の身体の中の仕組みに似せてホルモン量が変化するタイプの物を段階型と呼び、量の変化が2段階になっているものを2相性、3段階になっているものを3相性といいます。
どちらも生理周期の後半になると、低用量ピルを服用していない時と同じように黄体ホルモンの量が増えるという仕組みになっています。
2相性のものは2段階で黄体ホルモンの量が増え、3相性のものは3段階で黄体ホルモンの量が増えるように作られています。

このふたつの種類の違いは、黄体ホルモンが2段階で急に増えるのか3段階で徐々に増えるのかですが、段階が細かいほうが自然の身体の仕組みに似せてあるため、不正出血がみられにくいという特徴があります。
しかし、自然な形に似せているものの方が、全ての人に良いかというと、そうとも言い切れず、人によって合うものと合わないものがあるようです。

こういった個人差は生理周期の後半に黄体ホルモンの量が増えることだけでなく、卵胞ホルモンとの配合率にも関係してきます。
低用量ピルで排卵を起こさないように作用するのは主に黄体ホルモンに依存していますが、黄体ホルモンだけを摂取しても排卵を抑制する効果が安定しないために、黄体ホルモンと卵胞ホルモンをバランスよく配合したものになっています。
その配合率にはそれぞれに違いがあり、どれが良いかというのは個人個人によって変わってきます。

低用量ピルにはこのように効果を出す方法に違いがありますが、どれもメリットとデメリットがあるため、それをよく理解して自分にあった種類の低用量ピルを使うことが大切です。
一般的には副作用が出にくいとされているものでも自分には合わないということはよくあることです。

1相性、2相性、3相性の低用量ピルの中でどれを選ぶ?

低用量ピルにはこのように1相性、2相性、3相性といった種類のものがありますが、どれを選ぶのかは自分の体調だけでなく、ライフスタイルなども考慮して決めると良いでしょう。

まず1相性の低用量ピルの特徴は全ての錠剤に含まれているホルモン量が同じだということで、飲む順番を間違えても休薬期のものでなければ特に問題はありません。
そして、飲み忘れがあった時にも全てが同じ種類の錠剤なので、気付いた時点で飲み忘れた分を服用してその後はいつも通りにピルの服用を再開できます。
飲み忘れることが多い人や、薬の順番など細かいことに気を使うのが煩わしい人は1相性のピルを選ぶと使いやすいと思います。

3相性の低用量ピルの特徴は、ホルモン量が徐々に変化することで副作用が起きにくいという点です。
特に不正出血を起こしやすい体質の人で、不正出血が起こることを苦痛に思ってる場合に3相性の低用量ピルにすることで不正出血が起きにくくなるというメリットがあります。
吐き気などの副作用も飲み始めの時期のホルモン量が少ないことで多少は起きにくくなっていると期待できるので、できるだけ自然のリズムと同じようにホルモン量を調整したいという人は3相性のものを選ぶとよいでしょう。

2相性のものは1相性と3相性のものの間になるので、どちらの良い点も悪い点もありますが、2相性のピルのホルモン量の変化が最も自然の形に近いという意見もあります。
3相性のものは細かく調整がされていたりして、工夫をして不正出血を起こさないようにしながら排卵を抑制するという仕組みになっているために、ものによっては自然のホルモン量の変化とは違っているものがあるからです。
2相性の場合には後半になると黄体ホルモンの量が増えるという形なので、シンプルな作りになっています。

低用量ピルは生理日を調整できることで知られていますが、そういった使い方をする時にはホルモン量が全て均一である1相性のものを使用するほうが、使いやすいという意見もあり、頻繁に生理日を調整したいと考える人は1相性を選ぶ人が多いようです。
このように低用量ピルを使う目的に応じて種類を選ぶという方法もあります。

実際に使用してみて身体に合うか合わないかが最も重要なので、自分の体質にあったものを使用するようにすると身体に負担をかけることなく低用量ピルを使用していけるでしょう。
その時の体調によって身体に合うものが変わってくることもあるので、その都度見直しをすることも大切です。

関連ページ